近くて遠い島

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道東の根室港から5時間あまり船で進んだところにその島はある。

近づくにつれて不思議な感覚に襲われる。

親近感のある美しい島影が目の前にあっても、それは異国に支配された島なのだ。


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国後島・古釜布(ふるかまっぷ、ロシア語ではユジノクリリスク)へ初上陸する。

島内は道路が舗装されていないから、車が走るたびに砂埃が舞う。

道路が悪いから行き交う車はほとんど全て日本製の四輪駆動車。

数千人が住むという島内には信号はない。牛や犬が放し飼いだ。

現地の建物はとても貧弱で、倒れそうな建物が沢山ある。

そのような中でも、最近は開発が進み、中でも「クリル発展計画」に基づいて

行政府や埠頭の整備が進んでいる。


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老齢を重ねた元島民の方々が噂する。

莫大な予算を投じて島内のインフラ整備するロシアが、この島を返すはずがない。

この言葉を聞くと胸が痛くなる。

しかし、今住んでいるロシア人だって、この島が故郷なのだ。

戦後当初は移住してきた人がほとんどだったが、今は国後で生まれた人だって多い。

何しろ戦後60数年間未解決の間に、実効支配が進んでしまった。

翻って、日本側の元島民の平均年齢は80歳近くになり、

祖国に戻れぬまま死んでしまった者も多い。

2世、3世もいるが、彼等は生まれてから一度も行ったこともない島に愛着をもてというのは

無理というものかもしれない。



106.jpg


↑ロシア側では北方領土(クリル諸島)はロシア領と教えており、国境線が国後より南に引かれている。


日露双方にとって受け入れ可能な解決策とは何なのか。

このビザなし交流は、日本側に認められている殆ど唯一の手がかりだ。

(この仕組み以外で日本人が北方領土に行くことができる枠組みは無い。)

相互理解を進め、何とか解決策を・・・と言うのは簡単だが、

実際に日露双方が納得のいく方法は極めて難しい。

訪問団の中にいる元島民の悲痛な叫びを感じて、少しでも多くの人がこの問題を

知ってくれたらと思う。



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コメント
この記事へのコメント
解決策は、、

ロシア政府トップ陣と仲良くなる。
→仲良くなる優れた外交政策が必要
→仲良くなる外交政策=接待
→接待=ノーパンしゃぶしゃぶ
すなわち、しゃぶしゃぶで解決。


不謹慎+最低のオチで申し訳ございません。。

(*_ _)人ゴメンナサイ


でも、優れた外交政策は必要だよね。。
日本政府に期待すると共に、解決することを祈ります。

では!
2008/05/26(月) 20:55 | URL | natural wave #-[ 編集]
こんにちは!

ロシア外交(というか政治も全て)はトップの決断で決まる部分が多い(これに比べてわが国はそうでもないと言える)ので、トップを落さないと何も始まらず、よってあながち無謀な提案とは言えません。

ロシアのトップのトップは現首相のプーチンで、彼は柔道通なのですが、しゃぶしゃぶ通かどうかはよくわかりません^^;
2008/05/27(火) 07:09 | URL | 管理人 #-[ 編集]
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