2分以内で仕事は決断しなさい―スピード重視でデキる人になる! 吉越浩一郎
評価(5段階評価):★★★★
トリンプインターナショナルを18年連続増収・増益に導いた吉越浩一郎社長による著。
早朝会議を活用したスピード経営で知られ、他にも何冊も関連書籍が出ている。
同社では、毎朝8:30から課長以上の幹部全員出席のもと、
1案件2分のスピードでどんどん意思決定を行っていく。
これを可能するには、各案件を担当する者の事前準備が欠かせない。
吉越社長からどんなに突っ込まれても可能になるように、
あらゆる質問に準備しておかなくてはならない。
そして、あらゆる案件について、基本的にデッドラインは翌朝の早朝会議まで。
このようなやり方はキツすぎてついていけない、と思うだろう。
私も正直ここまでは自分の会社ではできないな、と思ってしまう。
ところが、トリンプは「残業全面禁止」なのだ。
無論、主として女性用下着などを扱っている会社なので、女性社員を大切に
するためにということもあるだろう。
それにしても、残業禁止というのは極端だ。
しかし、残業なんかしなくても、日々の業務をスピードアップさせることで
普通以上の、いや卓抜した業績を上げることができている。
実はわが社でも「超過勤務・残業の縮減」は大きなテーマで、
最近は原則水・金曜日は定時退庁デー、それに加え
各部署で月に1日は「完全定時退庁日」を設けている。
しかし、トリンプのように時間になったら電気が消えてしまうとか
いう工夫をしていないから、仕事が残っていれば相変わらず残業してしまう。
残業を減らすために個人の単位でできることもあるが、
根本的には仕事のやり方を全面的に改めないと何も変わらない。
その観点でヒントになる本ということは確かだ。
他に私が読んだことがある本もついでに挙げておく。
「残業ゼロ」の仕事力
デッドライン仕事術 (祥伝社新書 95)
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